普通にくらせる収入保障とお金の心配なく医療を受けられる制度を
「お金がたまってからこようと思っていたの」 新聞の読者欄
勤医協札幌病院の看護師の「受診をためらわせない社会に」という投稿が新聞の読者欄に掲載されました。「10年前、60代後半の女性が、経済的理由で、受診をがまんし、病院に訪れた時には、がんの末期状態で、自宅でなくなったことを、選挙の度に思い出す」という内容でした。
その女性は、がん治療はお金がかかるイメージがあり、「娘2人に心配をかけたくない」と、わずかな年金をこつこつためて、意を決して来院したそうです。看護師は「一人暮らしの彼女がどんな思い悩んだか、考えただけでも胸が張り裂けそうになった」と当時を振り返ります。がんは、手術ができないほど進行し、抗がん剤は「高額だから」と拒否し、痛み止めの内服だけで生活していたそうです。
最後に「福祉を充実させ、何の心配なく通院できる安心して暮らせるための政策を真剣に考えてくれる候補者はいないかと、新聞記事に目を通している」と結んでいます。⇒ほっかいどうの社会保障20211029
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