加盟団体ニュース
和歌山県社保協/全世代型社会保障、高齢者2割負担の導入などで最終報告
全労連/介護報酬改定0.7%小幅引き上げ方針
人員配置基準引き下げに懸念相次ぐ
12月 17 日、次期介護報酬の改定率について 閣僚折衝が行われ 0.7 の小幅の引き上げ で合意するなか 、第 196 回介護給付費分科会が 12 月 18 日開催され、審議報告(案)についての2回目の審議が行われ ました。 同 分科会 が 3月から 重ねてきた 次期改定に 関する基本的な考え方と主な改定内容について の報告案です 。 テクノロジーの活用のためと言 って 夜勤の 人員 配置基準 の引き下げや 、 ユニット型の定員緩和 、看護師と介護職の兼務 などが盛り込まれ ており、委員からは 、「 職員の負担が増える 」 、 「 ケアの質の担保に疑義がある 」 などの意見が相次 ぎまし た。 今日の審議を受け 、会長と事務局で 審議会報告を 取りまとめ、年明けには 具体的な各サービスの改定額が提示されます 。 現在、運営基準改定案について厚生労働省がパブリックコメント を 行っています 12/10 から 1/8 必着) 。現場の実態と声を届けましょう (パブリックコメント要綱の URL と全労連の要請は記事の最後につけています)。
北海道社保協/高齢者が健康で住みつづけられる北海道を
岩手県社保協/生活保護費切り下げに抗議~県知事に対し不服審査請求8人分提出
秋田県社保協/無症状の高齢者などにコロナ検査!・・・仙北市、湯沢市、小坂市、にかほ市
静岡県社保協/財政支出で国保料(税)を下げろ!国保運協に公募枠を!
県議会に7,971筆の請願署名を提出!
11月25日、静岡県社会保障推進協議会は、「国保料(税)引き下げを求める請願署名」7,971筆を山田誠県議会議長に提出しました。
県社保協加盟団体の代表参加者(7名)から、「国保単位化から3年目となり、法定外繰り入れをやめ、保険料も値上げする自治体が増えた。県の財政支出により引き下げてほしい」「コロナ禍の中で各団体とも署名活動が大変ではあったが、それでも予想以上の8千筆近い署名が集まった。被保険者の想いをしっかり受け止めてほしい」「この間、国保に入っている人たちは収入が減り、コロナ禍の中、見通しの立たない苦しい生活をしている。国保を国民皆保険制度として守るよう議論してほしい」「併せてそういう議論のできる国保運営協議会にするために公募枠をぜひ」と訴えました。山田誠議長は「議会のなかでしっかりと議論していきたい」と答えました。
沖縄県社保協/子ども医療費中学卒業まで無料化 沖縄県全域2022年度から実現 へ
福岡県社保協/75歳以上の医療費窓口負担2割化の検討は即刻撤退!県社保協で声明を発表
75歳以上医療費2割化反対署名、急ピッチに広げよう!!
11月19日開催の厚生労働省社会保障審議会・医療保険部会は、後期高齢者の窓口2割化負担について、具体的な所得基準の考え方を示し論議しました。
2割負担化の導入を前提とした提示に対して、医療側の委員から、「コロナ禍で2割負担導入は社会不安を招く」「今回の見直しを見送るべき」との意見があった一方で、健保連など被用者保険の委員からは「後期高齢者⽀援⾦が増⼤」「原則2割とするべき」など、導入を進めるべきという意見が出されました。11月25日開催の財政制度等審議会(財務省主幹)では、受益(給付)と負担の不均衡を是正し、制度の持続可能性を確保するための改革が急務とし、医療の分野では、窓口負担割合の2割化を強調しています。「医療保険部会」は、年内にも意見を取りまとめる予定となっています。政府の「全世代型社会保障検討会議」も年内に「最終報告」を出す予定であり、75歳以上の医療費2割化の導入を許さないために、署名を急ピッチで取り組む必要があります。
千葉県社保協/住民の要求にもとづく安全・安心の地域医療実現を!!
第11回地域医療を守る全国交流集会~Web開催
11 月23 日(祝)第11 回地域医療を守る全国交流集会がWeb開催され「コロナ禍の日本~自己責任を助長する全世代型社会保障政策を撤回し、安心・安全の地域医療を」と題して芝田英昭氏(立教大教授)が講演。
Magic Word “自助・互助・公助”
まず社会保障「自助・互助・公助」論は、社会保障の公的責任を捨象する「マジックワード」であるとし、1950 年代から各年度の「厚生労働白書」から見る「健康自己責任論」の歴史的な流れを解説。そして「全世代型社会保障改革」とは、単に全世代の負担増をねらうばかりでなく、究極の目的は社会保険がカバーする範囲を縮小し、健康・医療産業を育成し、財界の新たな儲け先を開拓することにあると指摘しました。