地域医療を守る運動

自治労連/424病院問題での自治労連の取り組み

公立公的424病院再編統合リストの白紙撤回に向け各地域で懇談・要請行動などのとりくみ展開

厚労省が9月26日、公立・公的病院に具体的対応方針の「再検証」を求める必要があるとして全国424の病院を名指しで公表した問題に対して大きな怒りの声が相次ぎ波紋を呼んでいるもと、自治労連としても「公立公的病院等再編・統合阻止共同行動」(424共同行動)に結集し、再検証リストの白紙撤回を求め、住民のいのちと健康守る公立・公的病院を守る取り組みをすすめています。各地域では、地域社保協や守る会・連絡会等での懇談・要請行動を行うなど取り組みが展開されています。

いま自治労連のWebサイトに、424病院に関する運動や記事の特設…というか、まとめのようなページをつくっています。
<え!あの病院がなくなっちゃう!?~厚生労働省が「再編・統合」へ424病院名を名指し公表~>
https://www.jichiroren.jp/news/424touhaigou/

鳥取/地域医療と公立・公的病院を守る鳥取県連絡会準備会が立ち上がりました

岩美病院、西伯病院、日南病院、鳥取県済生会境港総合病院が、再編・統合の対象に?

厚生労働省は9月26日、全国424病院の公立・公的病院のリストを公表し、2020年9月までにその病院の統廃合や再編・ベッド縮小などの計画を具体化せよと都道府県に求めました。鳥取県では岩美病院、西伯病院、日南病院、鳥取県済生会境港総合病院の4病院が対象です。どの病院も、地域の住民の命と健康をまもって日々奮闘しています。地域医療や病院の実情を考慮にいれず、画一的な基準で統廃合をすすめれば、地域の医療崩壊につながりかねません。

詳しくは⇒鳥取準備会

鳥取準備会のサムネイル

公立公的病院つぶしノー、12月4日に中央社保協、全労連などが記者会見

中央社保協や全労連、日本医労連などは、12月4日に厚労省で記者会見を開きました。しんぶん赤旗の報道記事と当日資料を掲載します。

報道記事⇒こちら
①共同声明⇒こちら
②行動提起⇒こちら
③宣伝ちらし⇒こちら
④署名用紙⇒こちら
⑤分析資料⇒こちら

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各団体の声明・談話、要請文

9月26日の公立・公的病院再編統合の発表を受けて、各団体・地方団体の談話や声明文を掲載します。
※各地団体や地域で出された談話や声明をお送りください。送り先:k25@shahokyo.jp

【談話・声明】
中央社保協→こちら
日本医労連→こちら
自治労連→こちら
全日本民医連→こちら
北海道社保協→こちら
石川県社保協→こちら
福岡県社保協→こちら
鳥取県民医連→こちら 鳥取県社保協→こちら
高知保険医協会→こちら、保険医協会四国ブロック→こちら

静岡県社保協/厚生労働省による「地域医療構造」推進のための公立・公的病院の「再編・統合」に抗議し、地域医療を守ることを求める要請

要請文書

厚生労働省による「地域医療構造」推進のための公立・公的病院の「再編・統合」に抗議し、地域医療を守ることを求める要請

日頃から、県民の健康・福祉の充実に努力されている貴職に、心から敬意を表します。
9月26日、厚労省は、自治体が運営する公立病院と日本赤十字など公的機関が運営する公的病院の4分の1超にあたる全国424の病院をリストアップし、「再編統合について特に議論が必要」とする分析結果とともに対象となる病院名の公表を行いました。これは2017年の報告データを基に、①「診療実績が少ない」、②他の医療機関と競合している」などの分析を行い、2020年までに統廃合・再編・ベッド縮小などの計画を具体化することを求めました。このリストには県内14の病院も含まれています。
今回の厚労省の公表と要請は、「地域医療構想」の進捗のみを目途に、地域や病院の実情や現状を一切勘案することなく、画一的な「再検討」を求めるもので、この「要請」に基づいて再編・統合がすすめられれば、地域での医療を必要とする住民(患者)が入院医療を受けることができなくなります。また、医師や看護師などの医療労働者の不安を増大させ、離職・退職の加速が進み新規採用をいっそう困難にすることは明らかです。
公的・公立病院は、民間病院では不採算となる医療や救急医療なども担っています。また専門性の高い分野の医療(例えばてんかん専門の診療科のある静岡てんかん・神経医療センター)なども含まれています。このような病院の機能は、画一的な実績数では計りきれません。
以上のことから、静岡県として厚生労働省に対し、下記について要請を行うことを求めます。

1、静岡県知事として、厚生労働省に対し、県内14病院を含む424病院のリストと「再検証」の白紙撤回を求めること。
2、静岡県として地域医療を守るため、県内14病院を含むすべての県内医療機関の存続を前提に、医師・看護師などの確保をすすめること。
以上

①要請書本文⇒こちら
②宣伝行動⇒ 新聞報道

千葉県社保協/いのち・くらし守り 安心して住みつづけられる地域づくりを

厚生労働省の「公立病院再編・統合」要請の撤回と地域を守る医療体制を求める要望書を提出

厚 生労 働 省は 、9 月2 6日 、全 国1 45 5の 公立 病院 や公 的医 療 機関 の再 編・ 統合 を促 すた め、 「再 編・ 統合の議論が必要」とする424の病院名を公表しました。今後本格的に議論し、2020年9月までに結論を出すよう都道府県を通じて対象病院に要請するとしており、千葉県では10病院が対象となっています。いずれの病院も地域住民にとってなくてはならない重要な役割を発揮しています。県社保協と公立病院と地域医療を守る千葉県民連絡会は、11月28日、県知事宛に「厚生労働省の『公立病院再編・統合』要請の撤回と、県民のいのちと健康、地域を守る医療体制を求める」要望書を提出しました。

詳しくは⇒こちら

「地域医療確保に関する国と地方の協議の場」に関するホームページ

全国知事会など地方3団体と厚労省、総務省両省との間で開かれている「地域医療確保に関する国と地方の協議の場」(10月4日、12日)のホームページはこちらから検索できます。

詳しくは⇒「地域医療に確保に関する国と地方の協議の場」のホームページ

市立福知山市民病院大江分院の存続を求める意見書

市立福知山市民病院大江分院の存続を求める意見書

厚生労働省は、令和元年9月26日、公立・公的病院の25%超にあたる全国424の
病院について「再編・統合の議論が必要な病院名」を公表した。その中に市立福知山市民
病院大江分院の名前が 挙がった ことに対して、市民は不安と戸惑 い を感じている。
大江分院は、平成27年度に国保新大江病院を引き継ぎ、市立福知山市民病院の分院と
してスタートをきり、地域医療の基幹病院として、訪問医療や在宅医療の強化を図り人材
育成にも努めてきた。経営状況も分院化以降、著しく好転し、市民病院本院を始め、他の
医療機関の後方支援施設として、地域医療の 重要な役割を果たしている。 また、 既に病床
のダウンサイジングなど、医療環境の変化に対応した取り組みが続けられて おり、地域に
とってはかけがえのない病院である 。
全国的に
人口減少が進み、病院経営 を取り巻く環境は 厳し い 状況 となっていくが 、地域
の医療環境を守っていくためには、国においても地域の実情を十分に踏まえた議論が行わ
れることが重要である。
よって本市議会は国に対して、下記の事項を強く求めるものである。


地域医療を支える市立福知山市民病院大江分院の意義・役割を十分に理解するととも
に、今後の存続を強く求める。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和元年
10 月 23 日

詳しくは⇒こちら

千葉県での活動/長生地域、匝瑳市、松戸市、千葉市

千葉県社保協より、公立公的病院再編統合問題での各地域での活動について報告が寄せられました。各県社保協、労働組合、民主団体で参考にしてください。
①長生郡市7市町村長に要望書⇒こちら
②匝瑳市長への陳情書名⇒こちら
③松戸市民病院関連の要望書⇒こちら
④(千葉)市立青葉病院と市立海浜病院を市立のまま存続・充実を求める請願書名⇒こちら