旧沢内村が全国で初めてとなる老人医療費無料化を実施したのは1960(昭和35)年でした。当時の深沢村長は、法律違反を指摘する国や県に対し、憲法の生存権を主張してこれを団交しました。この時の「国は必ず後からついてくる」ちう村長の言葉どおり、老人医療費無料化は東京都など全国の自治体に波及し、1973年にはついに国の制度になったのです。しかし、1983年の老人保健法施行に伴い事実上有料化に戻っていく中にあって、沢内村は無料を堅持したのです。この沢内村の姿勢を支持・支援する全国の人たちが呼びかけ、「老人医療無料診療発祥の地」を顕彰するため、1983年12月1日に沢内病院前庭に記念碑が建立されました。この記念碑は「いのちの灯」と命名され、以後毎年全国から関係者が集まり「いのちの灯の集い」を開催してきました。
詳しくはコチラ⇒181014「いのちの灯」建立35周年の集い開催要項