年金者組合千葉県本部/高齢者の暮らしぶりを考慮しない議決に抗議する

(千葉県社保協からの情報提供です)
2月17日の千葉県後期高齢者医療広域連合議会(定数54人、市町村1名)は、20年度と21年度の保険料改定を審議し、6.85%(平均5,091円)の大幅引き上げで年平均79,441円とすることを賛成多数で決めました。和田和夫(長南町)、大木傳一郎(匝瑳市)、平ゆき子(茂原市)の3議員(いずれも日本共産党)が反対討論を行いました。「全国的な引き上げ実態を示せ」の質問に、「4月に厚生労働省が発表したら結果を議会に配布するか議運で検討」、「年金が下がり、消費税・介護保険が上がり、高齢者への生活への影響をどう考えるか」、「台風被害の影響は」の質問に、「収支バランスを考えて設定した」、「台風の影響はない」などと答弁し高齢者の暮らしに関する答弁は一切ありませんでした。「保険料引き上げ抑制に国や県への働きかけの努力はしたか」という質問に「適正な算定をしている」の一点張り。「財政安定化基金が66億円ある。基金は『保険料の上昇抑制のために例外的に使える』との規定があり一部活用して保険料の引き上げを避けるべき」との質問には、「リスク回避のための基金は取り崩さない」と不誠実な答弁でした。更に、75歳以上医療費窓口負担2倍化など、とんでもない世論をつくろう、組合員1人5筆めざして活動を強めましょう。
―千葉県本部情報412号より―詳しくは⇒412号