神奈川県社保協/菅政権に終止符を、国民の切実な願い実現の政治へ

10月 26日、 第 203回 臨時国会 が 開会 しました 会期 は 12月 5日ま で 。 菅 首相 の 所信表明演説 の 最大 の 特徴は、 新型コロナウイルス危機で 苦 しん でいる 国民 に 「自己責任」を押し付け、国民の命とくらしを守るという政治の最大の責任を放棄する宣言でした。 コロ ナ危 機の中で 政治 の 役割発揮 が 求 められていたにも かかわ ら ず、 新政権発足から 40日間も国会を開かず、政治所信を明らかに しません でした。
しかも極めて深刻なのは、日本学術会議が推薦した会員候補 6人の任命を拒否した問題について、一言も触れなかったことです。任命拒否は、憲法にも日本学術会議法にも違反するものであり、その説明を 果たす第一義の責任は任命を拒否した首相自身にあります。 戦前、学問への政治介入が、政府に対する異論を排除する全体主義国家への道を開きました。この反省と教訓 から 、「学問の自由」が憲法に明記され ました 。 歴史に目を閉ざす政権に未来を開くことはできません。学術会議だけでなく、広範な学者や文化人、国民が求める 6人の任命拒否を撤回させるかどうかは、今後の日本の進路を左右する重大問題として 問われています。

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