厚労省通知「新型コロナウイルス感染症に係る介護サービス事業所の人員基準等の臨時的な取扱いについて(第 12 報)」 以下「臨時的取り扱い」) が発せられ 2 ヵ月がたちました。新型コロナウイルス感染症による影響を利用者に負担させる、算定に当たって利用者の了解を必要とし利用者間で格差が生じるなど大きな矛盾をはらんでいる中、各地で検討や対応に追われています。
長野県飯田市では「臨時的取り扱い 」 の 、利用者負担増を解消するため、上乗せ分を市が補填する提案 が され 8 月 4 日に行われた第 2回臨時市議会で承認されました。
提案では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって通所系サービスと短期入所系サービスにおいて介護請求額が減少しており、事業全体の安定的供給面から何らかの支援が必要としています。また、国の行った 「臨時的取り扱い」に は課題 (後記 があることを指摘し、これ(臨時的な対応)に相当する額を市から事業者に補助金を交付することで、必要な通所系サービス等を持続的に提供できるよう支援することを目的としています。
対象となる期間は2020 年 7 月~ 2021 年 3 月までのサービス提供分とし、予算は月 900 万円 、 総額 8,100 万円必要なこと が 示 されています。