7月21日投開票でおこなわれた参議院議員選挙は、2016年参院選に引き続き自民・公明とそれを助ける維新と、「市民と野党の共闘」の対決が鮮明になるもとでたたかわれました。
安倍政権与党の自民・公明、維新は全体として改選時より議席を減らし、憲法改悪に必要な3分の2を割り込みました。こうした結果は、前回参院選に引き続き、市民と野党が32すべての1人区に統一候補を擁立し10選挙区で勝利した結果つくりだされたものです。「安倍政権の下での改憲は許さない」「海外の戦争に自衛隊を派兵する9条改憲反対」と「3000万人署名」をすすめてきた国民運動が、国民の審判につながったことは疑いありません。全生連は、安倍政権が選挙結果を受け憲法改悪を直ちに断念することを強く要求します。
全生連・生活と健康を守る会は、格差と貧困を広げるアベノミクス、消費税増税、社会保障改悪、軍備拡大、自衛隊を戦地へ派遣する憲法9条改悪に反対し、会員自らの切実な要求を掲げて争点化し、実現するために宣伝、対話、署名、班会や地域での懇談会などをひらき奮闘しました。昼夜を分かたず奮闘されたすべてのみなさんに敬意を表明します。
安倍政権は、10月の消費税増税、生活保護引き下げなど社会保障改悪、そして憲法9条改悪など、民意に背く政治をすすめようとしています。引き続き、くらしと平和を守り、会員と新聞を増やし、要求を実現するために奮闘するものです。
また、政治を変えるために市民と野党の共闘がさらに前進することを願い、そのために力を尽くすものです。
2019年7月23日
全国生活と健康を守る会連合会
会 長 安形義弘
詳しくはコチラ⇒2019.7.23会長談話